REAL JAPAN
REAL JAPAN日本を歩く。時代を旅する。

REAL JAPAN

日本を歩く。時代を旅する。

いま走っている電車。いま降っている雨。夜の海岸で、本物の間隔で光る灯台。
そして盤をひとつ回すと、同じ場所が三百年前の日本になります。

日本を知ろう!

iPhone・iPad / kutalabo

夜の日本地図。海岸線に沿って灯台の光が点いている

灯台モード。五十二基が、それぞれの灯質どおりに明滅します。

三十秒

夜の海岸から、江戸まで。

灯台の光で始まって、夜が明け、日本を横断して東京へ。そこで盤を回すと、同じ場所が江戸になります。全部、アプリの実際の画面です。

音はありません。

ひとつめいまの日本

日本じゅうの、今日が見える

主役は、そこに住んでいる人たちです。
電車も、車も、船も、飛行機も、祭りも、全部いまの日本のまま動きます。
天気も、いま実際に降っている雨とつながっています。

押せば、そこの話が出ます。 市区町村を押せば人口も産業も出ます。県を押せば、その県の鳥と花と木と獣と魚が出ます。山を押せば標高、島を押せば面積、港を押せば一年に動いた荷物の重さ。四万の場所に、それぞれの一日があります。

四十七都道府県
五十二基灯台
千五百六十九宿場
四百七藩
九十七空港
百七十六航路

引いた日本から、京都のまわりまで。寄るほど、住んでいる人の側の細かさになります。

日本全図。空港と航路が結ばれている

引くと、日本ぜんぶが一枚に。

関東の拡大。鉄道と道路が密集している

寄ると、一本ずつの線路と道路。

宿場の札に、いまの写真と上空写真が並ぶ

江戸の場所から、いまの同じ場所へ。

ボタンひとつ

ボタンひとつで、その道の上に立てます。

地図で押した場所の札に、三つのボタンが並びます。
周辺を見る ── その道の上に立って、ぐるりと見まわした景色。
上空から ── 真上からの写真。
地図 ── まわりとの関係。

つまり、三百年前の宿場を押して、その場所のいまの路地に立てます。 広重が描いた品川の海は埋め立てられて、いまは京浜急行が走っています。それを、その場で見られます。 撮影されているかどうかをこちらの表で持たず、開いたその場で聞きにいきます。 無い場所には、無いと出ます。

動いているもの

走っている電車は、誰かが乗っている電車です。

数を出すのは、そこにいる人を嘘にしないためです。
混んでいる路線に六両、閑散とした路線に一両。分からない路線は一両。推測で増やしません。

電車の色は、その会社が公表している塗色です。 地色と帯の色、帯が何本あるか。灯台を「白色 塔形 コンクリート造」という諸元から描いたのと同じやり方で、写真を写したものではありません。 形もロゴも社章も持っていません。持っているのは色だけです。

空

いま降っている雨が、そのまま地図に降ります。

傘のマークも、数字も出しません。 降っているところに雨が降り、地面が濡れて色が沈み、雪は積もり、雷は光り、風は雲を流します。天気だけの画面は作りません。

取れていないときは、何も描きません。 空のデータで「晴れ」を描いてしまうと、本当は降っているのに晴れに見えます。太陽も同じで、日本じゅうが雨の日に、くっきりした太陽は浮かびません。 雲に隠れます。そして、天気で地図が見えなくなることは絶対にありません。 天気は主役ではないからです。

数えたもの

四万の場所に、それぞれの一日があります。

こちらで作った数字は、ひとつもありません。全部、どこかの誰かが数えて、公に出したものです。その台帳を、そのまま地図に立てています。

いまの日本

1,003山国土地理院「日本の主な山岳標高」
97空港国土数値情報
176航路国土数値情報
5,324高速バス停国土数値情報
47都道府県統計でみる都道府県のすがた
2026年版の市区町村統計総務省統計局
232面積の分かる島国土地理院
100貨物量の分かる港国土交通省
58一級国道国道の台帳

文化財

303国宝の棟文化庁
2,246史跡・名勝・天然記念物文化庁
2,226社寺の建物文化庁
4,082土木・産業・商業の遺産文化庁
939天然記念物文化庁
710官公庁舎と学校文化庁
126重要伝統的建造物群文化庁
107祭り文化庁ほか
100重要無形文化財文化庁
74文化的景観文化庁

江戸

1,569宿場CODH 江戸宿場データセット
47街道CODH
407藩藩の台帳
129浮世絵三つの帖
51北前船の港港の記録
88遍路の札所一周1,400キロ
33西国の札所観音をめぐる道
29古道国の史跡
98同梱した木版の画像長辺1,200px
55五十三次の解説一枚ずつ書き起こし
43冨嶽の解説一枚ずつ書き起こし
4芝居の櫓寛政六年

このほかに、世界遺産、地図記号、島の名前、湖、国道の注記、県の鳥・花・木・獣・魚、港の取扱貨物量、県をまたぐ人の流れ——押せるものは全部、台帳を持っています。

ふたつめ江戸

三百年前の日本を、あなたの足で歩く

同じ地図の、同じ場所が江戸になります。
そして、あなたが東海道を歩きます。日本橋から三条大橋まで。
進むのは、あなたが実際に歩いた分だけです。

東京湾のいまの地図同じ東京湾の、江戸時代の地図

押すと切り替わります。画角は同じ、東京湾のあたり。

  • 宿場は1,569。 一軒ずつ違う絵です。関所のある宿、渡しのある宿、湯の宿、橋の宿
  • 藩は407。 城持ちの大名には天守、陣屋の藩には塀と門と平屋。大きさは石高そのまま
  • 大名行列が街道を歩きます。 飛脚が宿から宿へ走り、日本海には北前船が走ります
  • 一キロ歩くと、街道を二里進みます。 ふつうに歩く人で、三条大橋まで二週間ほど
  • 宿に着くたび、その宿の浮世絵が帖に入ります
この旅は、歩かないと進みません。
東海道はあなたが実際に歩いた距離で進みます。一キロ歩くと街道を二里。歩かなかった日は、旅も止まります。

盤を回すと、時代が入れ替わります。同じ画面、同じ場所。海岸線だけが江戸のかたちに戻ります。

品川宿の札。宿場の説明が並んでいる

宿場ごとに、本陣・旅籠・問屋場のことが書いてあります。

東海道五十三次の一覧。多くが未開放のまま並ぶ

五十三次。着いた宿だけ、絵が出ます。

歌川広重 東海道五十三次之内 品川

広重「東海道五十三次之内 品川」保永堂版。

街道

道は、通り道であると同時に、職場でした。

歩いているのは旅人だけではありません。荷を運ぶ者、人を担ぐ者、川を渡す者がいて、その差配をする役所がありました。
手ぶらで歩いていれば旅人、何かを持っていれば仕事の人です。

大名行列は、道の途中で消えません。 参勤交代は片道ではないからです。参勤で江戸へ出て、交代で国へ帰る。だから街道の上には、江戸へ向かう列と、国へ帰る列の両方がいます。先頭は毛槍を持った奴、次に挟箱、槍、侍、殿様の乗物、そして後備え。一度出た列は、日本橋まで行きます。

大井川と安倍川には、橋も渡し舟もありませんでした。 人が人を担いで渡ります。東海道でこれが要るのは、この二か所だけです。川が増水すれば、旅は止まります。

門をくぐる

行って、その時刻に、門をくぐらないと手に入りません。

地図に載っているもの——宿場、藩、港、山、祭り——は、見つければ図鑑に入ります。
江戸の浮世絵だけは違います。
昼は芝居町の木戸を。都座・桐座・河原崎座、寛政六年の控櫓です。写楽が一枚ひらきます。
夜は吉原の大門を。暮六つに提灯へ火が入ります。歌麿が一枚ひらきます。

それぞれ一日一枚。合わせて一日二枚まで。二枚目は翌日です。 そして時刻が合っていないとひらきません。 芝居は上演中だけ、吉原は夜見世だけ。逃したら、明日もう一度行くことになります。

吉原について。 描いているのは場所の形だけです。大門、見返り柳、鳥居、社。人の姿は遠くの点までにして、誰が誰とは描いていません。 ここが何であったかは、札のいちばん上に事実として書いてあります。美化もしませんし、惨さも語りません。

浮世絵帖。集めた絵が道順に並びます。日本橋から三条大橋まで、埋まるほど街道がつながっていきます。

絵は大きく見られます。 指で広げれば、遠くの富士も、橋を渡る行列の一人ひとりも見えます。まだ手に入っていない絵も、名前だけは並んでいます。 何が残っているかが見えないと、集める気になりません。

古地図

江戸の人が描いた日本地図を、そのまま。

この層が出ているあいだ、いまの日本は画面にいません。 海岸線も、電車も、天気も、全部下に隠れます。混ぜません。
出すのは二つだけ。木版の地図そのものと、その時代の名所です。

いまの地名も、いまの指定も出しません。 時代の混ざったものをこの層に一つも載せない、という決めごとです。これは測った線ではないので、どうやって引かれている地図なのかは、必ず書いてあります。 そこを隠すと嘘になります。

絵のこと

同じ絵は、同じ説明を持つものにしか出ません。

型を何種類か作って貼り分けているのではありません。台帳の解説文を、そのまま形にしています。

分からないことは、分からないと書きます。 石高の分からない藩はいちばん小さい姿になりますが、それは「小さい藩」という意味ではなく、数字が無いというだけです。札にもそう書いてあります。北前船の大きさが全部同じなのも、どの港にどれだけ着いたかの数字を持っていないからです。持っていない数字に、意味を持たせません。

道中

三日ぶりに開けば、三日分まとめて出ます。

地図のいちばん上に、伸びる帯が出ます。 旅をしているあいだだけ。
押せば地図が自分に寄ります。街道の上に、自分が立っています。 藍色の輪がゆっくり脈打って、止まっているときは脈打ちません。

みっつめ灯台

夜の海岸が、本物の間隔で光る

灯台は、光で名乗っています。
船はその間隔と色で、いまどの灯台を見ているかを知ります。

昼の地図では小さすぎて分からない違いが、暗くすると見えてきます。 日本の海岸線ぜんぶが、てんでばらばらの間隔で光りはじめます。合っていないのが、正しいのです。

灯台モード。画面を暗くすると、日本の海岸線ぜんぶが、てんでばらばらの間隔で光りはじめます。

出せるのは52基だけです。 地理院の地図記号は全国に470ありますが、記号に名前が入っていません。名前も灯質も分からないものは光らせません。残りが無いのではなく、こちらが知らないだけです。 そう書いてあります。そして——灯台は、誰かのために光っています。 いまこの瞬間も、その光を見ながら帰ってくる船があります。

残っているもの

国宝も、村の酒蔵の煙突も、同じ地図に建っています。

国宝303棟。史跡・名勝・天然記念物2,246件。社寺の建物2,226件。
土木・産業・商業の遺産4,082件。 江戸と明治の家、昭和の役場と学校、山の隧道、町の酒蔵の煙突まで。

絵は一件ずつ違います。 台帳の解説文に「入母屋造」「本瓦葺」と書いてあれば、その屋根で描きます。同じ形のものは二つとありません。

重要無形文化財は100件。 焼き物も織りも、人が持っている技です。台帳に所在地がないので、その技が伝わっている土地に置いてあります。文化的景観74件、重要伝統的建造物群126件。 人が土地を使ってきたかたちが、そのまま選ばれたものです。

そして図鑑

押したものは、全部 図鑑に残ります

名前と場所と、はじめて押した日。
半年後に見返すと、自分がどこを見てきたかの記録になっています。

図鑑の頁は39種類。全部で押せるものの数です。

出どころ

全部、どこかの誰かが数えたものです。

このアプリに、こちらで作った数字はひとつもありません。出どころはアプリの中にも一件ずつ書いてあります。

陸の形・行政区域・道路・鉄道国土交通省 国土数値情報
天気の実況気象庁
江戸の宿場CODH 江戸宿場データセット
浮世絵The Metropolitan Museum of Art, Open Access / Wikimedia Commons
いまの写真・上空写真Apple マップ

浮世絵はパブリックドメインの所蔵品を使っています。館ごとに条件が違うので、一枚ずつ確かめて、非商用条件のものは入れていません。

関所

日本橋から四十キロは、ずっと無料。

江戸の旅人の一日ぶん。その内側は、現在も江戸も、全部そのままご覧いただけます。東海道なら戸塚の先まで歩けます。

無料日本橋から四十キロの内側。現在と江戸を行き来できます。
手形日本ぜんぶ。五十二基の灯台、五十三次の旅、浮世絵帖。
¥1,000買い切り。月々の支払いはありません。

※ 英語でご覧いただけますが、藩名・宿場名・祭りの名前・文化財の名前は日本語のままです。長い解説文も日本語のものがあります。iPhone の翻訳でその場で読めます。